いよいよパリ2024オリンピック・パラリンピックのボランティア募集が2023年3月22日より開始されました!ボランティアとしてエントリーする際には、自分が担当する会場や役割の希望を出すことができますが、会場・役割の希望が通る以前に、そもそもボランティアとして採用されるためには、エントリーフォームのアピールポイントが非常に重要になります。
そこで、2023年3月23日(木) 21:00~22:30にZoomで、ボランティアエントリーフォームの書き方説明会を開催いたしました。
より多くの方々と情報を共有して一緒にパリ2024大会に向けて盛り上げていきたいという想いから、ハロボラ開催のイベントとしては初の「公開イベント」としての開催となりました。
パリ2024大会ではボランティアの総数が45,000人と東京2020大会と比べると約半数となることに加え、私たちは「外国籍ボランティア」としてのエントリーになること、ロンドン2012大会、リオ2016大会、東京2020大会と、近年のオリンピック・パラリンピックの外国籍ボランティアの採用率からして、相当な狭き門になること確認しつつ、パリ2024大会でボランティア採用されるためには相当のアピールが必要だという認識を共有しました。
ボランティアのエントリーフォームを見ていく前に、ボランティア募集要項のおさらいです。まず最初に一番気になるであろう語学。これは「ボランティアは英語またはフランス語が流暢であること」と記されています。「流暢」の定義は明確化されていませんが、どうやら英検2級とかそういうレベルではなさそうです。
その他、活動日数が東京2020大会のときと同様10日以上推奨とされていることや、1週間に1日完全オフな日を設ける必要があること、活動と活動の間には11時間以上のインターバル時間を設ける必要がある事から、遅番の翌日に早番をやるといったシフトの組み方はできないことを確認しました。
その他、ユニフォームの条件や支給品の情報を共有し、待遇としては東京2020大会とほぼ同じということがわかったのですが、やはり期待しないわけにはいかないのは食事ですよね。どのような食事が提供されるのか本当に今から楽しみです。
パリ2024大会の会場はサッカーなどの一部競技をのぞき、パリ市内でかなりコンパクトに開催されるため、パリ市内に宿を確保してさえいれば、ひとまず会場までの移動に苦労することはなさそうなことを確認しました。
でも、パリの地図を見てもいまいち距離感がわからなかったので、同縮尺の東京の地図を重ね合わせることで、「カヌーは荒川」「馬術は下北沢」「ゴルフは駒沢公園」「マウンテンバイクは成城学園」とその会場の近さを実感です。
次に、パリ2024大会のボランティアの役割について紐解きながら、最終的にエントリーフォームで選ぶことになるボランティアの役割についての理解を深めました。東京2020大会のボランティアをやったことがある人なら馴染みの深い、FA(Functional Area)を示す3文字コードが登場です。東京2020大会との違いもいくつか見られたので、それらを説明しながら、最終的には以下のように整理してエントリーフォームで選ぶ11の役割の内容について理解を深め、エントリーフォームを実際に書く前に必要な準備を整えました。
※これらはハロー・ボラティア独自の見解です
そしていよいよ、エントリーフォームの書き方説明。実際にフォームを入力してみた結果、注意すべき事項や多くの人がハマるであろうポイントを解説。中でも靴のサイズがヨーロッパ表記になっていてさっぱりわからないところは参加者のほとんどの人が共通して感じていたところで、情報共有の有難みを感じるところです。
そしてパリ2024大会ボランティアのエントリーフォームの最大にして最難関のパートが、役割を決める適正検査です。問題数は実に180問にも及び、その質問は何が正解かはわからず「どっちでもいいじゃん」といった内容が延々と続きます。
あくあでも適性を評価するテストなので、適性値が低い役割が選べないということはないのでご安心ください。11種類の役割のうちどれを引き受けるかを決めるのはボランティア自身です!
最後に、公開イベントということでハロボラの事を知らない方たちも多かったこともあり、ハロー・ボランティアの紹介と、パリ2024大会でボランティアすることを目指してフランス語の自主勉強会を開催している「フラ勉」の取り組みを紹介して終わりました。
2023年9月からパリ2024大会のボランティア採用決定通知が届き始めており、ハロー・ボランティアからは、さわけん・たるみんの共同体表をはじめとして、多くのメンバーがパリ2024大会のボランティアへの採用が決定しています。詳しくは以下の記事をご覧ください。