Bonjour! たるみんこと垂見麻衣です。
私のPARIS 2024ボランティア活動の2つ目。South Paris Arena Sud 4の卓球会場でのメディア対応の活動についての話をしたいと思います。
この会場でのボランティア活動は、ボランティア同士の共通言語が英語だったので、仲間たちとの意思疎通がスムーズ!とはいえ、ボランティア仲間のほとんどがフランス在住もしくは留学中だったのでフランス語もできるすごい仲間達でした。
活動は朝夕2シフトで、必ず日中韓の言語が話せる仲間が揃っていました。なぜかというと、私たちボランティアでインタビューの通訳補助や、試合後の選手にミックスゾーンを通ってもらうようにお願いする必要があったからです。TOKYO 2020大会では、LAN(Language Service)という言語対応専門のボランティアが通訳対応を担当していたので、まさかその役割を自分がやるとは思っておらず、現地で説明を受け、通訳することを知った時には驚きのあまり声が震えました。
Tribune対応での大変さは言葉ではなく、記者の人たちの「いいわけ」でした。座席数が限られていて制限をかけている中、強引に突破して座ろうとしてくる記者を止める、撮影禁止エリアで撮影している記者に注意する、観客を記者席に入れないなど、定められたルールを守ってもらう役割として活動しました。ボランティアが不足しているので誰かが休憩に入ってしまうと、戻ってくるまで2箇所を守らざるを得ず、自分が休憩から戻ってくるとなぜかカオスな状態が広がっていたりするため、非常に大忙しの現場でした。よくフランス人は休憩が長いと言いますが、この時にはどのメンバーも1時間の昼休憩はしっかり確保していて、ボランティア人数が少ないから短時間休憩にするといったことはありませんでした。
今回のような競技会場での活動の醍醐味は、すぐ目の前で競技(試合)が行われていることです!そして今回は、有観客!観客の応援の大歓声や、DJの流す曲に合わせて歌う大合唱、とにかく非常に多くの「声」が会場に響き渡っていました。選手と観客が大会を作っている、そんな環境を共に支えられることの喜びは、どれほどボランティア活動が大変であったとしても、自然に笑顔になる程の喜びでいっぱいでした。
最後に、活動中の食事について。PARIS 2024ボランティアでは、1活動につき1食の食事がついていました。食事の内容は会場によって全然違っていて、South Paris Arenaでは割と質素なフランス料理(?)が提供されました。大体4種類ほどある中から1つのメイン、サブのサラダ、デザートとなるヨーグルトやプリンを選びます。バリエーションが豊富なように思えますが、実際はベジタリアン向けメニューだったりして、私は結果的に毎日同じようものを選んでいました。
オリンピックのボランティアは、どんな活動場所で、どんな役割に配置されるのか、全てがワクワクで始まります!活動場所の、活動役割で全然違う経験があり、十人十色のストーリーが生まれます。
単に観光や旅行で行くよりも、新しい仲間と共に最高の時間を味わいながら、もっと「濃厚な旅」が味わえる。それがオリンピックボランティアではないかなと思います。