生まれて初めてのボランティアは日本実業団陸上競技大会だったと思います。東京2020オリンピックのボランティアに選ばれたものの経験がまったくなく、右も左も知らなかったので、東京オリンピックの本番までにボランティア経験を積もうと参加しました。
それ以降は、スポーツボランティアを中心に地元の大会やら全日本レベルの大会に至るまで細々とやっています。今後はスポーツボランティア以外にも国際交流などのボランティアにも参加していきたいいです。
東京2020オリンピック。その前の東京1964オリンピックの年に生まれたので、人生で2回目の東京オリンピック。それまではあまり興味もなかったのですが‥‥東京2020オリンピックを機に一気に身近に感じるようになりました。でも元をたどれば、1964年の東京オリンピックを機に全ての夏季オリンピックに行った私設応援団長を血縁に持つので、血のなせる業かもしれません。
第1にボランティアが楽しまなければ観客や参加者が楽しいわけがないという持論に至った事。第2に子供のころは地域に根付いた人間関係を築き、成人になると仕事に根付いた人間関係を築くわけですが、ボランティアは年代も地域も全く関係のないところから人間が繋がっていく。それがとても心地よいと感じています。
活動の合間にいろいろとお話をすると、様々な異なる人生を一瞬でも自己体験しているような感覚を得ることができます。さらに、ボランティアで参加している方々はほぼ同じベクトルで活動している一体感がある。スポーツイベントであれその他のイベントであれ、参加者に楽しんでもらいたい、観客に楽しんでもらいたい‥‥その思いはみんな共有していて、同じベクトルを持っているように思います。
第3にもしボランティア活動をしなかったら絶対に知り得なかったであろう多くの事を知り、疑似体験できる事。目から鱗、あるいは自身の持っていた先入観をすっかり取っ払ってくれます。