東京2020オリンピック・パラリンピックは両方とも幕張メッセでテコンドー・レスリング・シッティングバレー・パラテコンドーの4競技のTEC(テクノロジー)を担当しました。
普段はサッカーJリーグのボンランティア、地域のマラソンボランティア等のスポーツボランティアに加えて、コンサートのボランティア、留学団体の留学生サポートボランティアに定期的に参加しています。
中学生の頃に「ヤングボランティア」という組織があり、そこで様々なボランティア活動をしていました。フィリピン留学中には孤児院での福祉ボランティアや、日本語クラブで日本語を教える語学ボランティアもしていました。カナダ留学時には、日本から来た短期留学生と現地スタッフの間に入って通訳ボランティアをしていたのですが、どちらかというと学生さんの生活面でのフォローや留学アドバイス等をするメンターとして役割が多かったような気がします。
東京2020オリンピック・パラリンピックをきっかけに、スポーツボランティアの楽しみを知り、これまで以上に様々なボランティア活動を通して日々楽しんでいます。
祖母の影響がかなり強いです。祖母は東京1964大会、札幌1972大会、長野1998大会と日本で開催されたオリンピックでボランティアする事をずっと切望していたのですが、諸般の事情によりその願いは叶わずに終わってしまいました。そしてまだ小学生だった私にこう言ったのです。「いつかまた日本でオリンピックが開催される時が来る。その時お前がボランティアとして世界をおもてなしする事を願うのであれば、そしてこの日本を誇りに思うのであれば、今からしっかりと日本の伝統文化を吸収しておきなさい」。祖母の夢を引き継いだ私は、それ以来というもの、日本の伝統文化に強い興味を持ちながら、様々なボランティア活動を始めた‥‥というのが私のボランティア活動のスタートです。
普段出会うことのない様々な人たちが集まり、共にひとつの事を作り上げる楽しみは、他ではなかなか得られないボランティアならではの魅力だと思います。
特にスポーツボランティアでは、ボランティア活動を通して競技知識が増えるので、観戦時の楽しみがさらに増します。日々学びがあって、その学びがボランティア活動だけでなく仕事やプライベートに役立つ事も多く、ひとりの人間として成長する機会をもらっているなぁって感じています。一期一会から生涯の仲間になる事も多く、本当感謝でいっぱいです。
東京2020大会では、ボランティア仲間と共に準備段階から様々な活動を行い、本当に多くの出会いと学びがありました。今度は自分がレガシーを伝える番として、東京2020大会のボランティアとして得たこの絆から始まる私自身のストーリーをベースに、次なるメガイベントに向けて、スポーツボランティアの楽しみを広く社会に展開していきたいと思っています。
東京2020大会は私を大きく変えてくれました。人を、社会を、世界を変える、このオリンピックとパラリンピック、そしてボランティアのバトンを次の世代へと繋いでいきたいと思います!ハロー・ボランティアは私のそうした願いを叶えるためのプラットフォームです。
みんなの学び・幸せ・笑顔
そして自分自身の成長の為に