たるみんこと垂見麻衣です。
幼少の頃からテレビを通してオリンピックを見ていて大会そのものが好きだったのと、おばあちゃんが1964年の東京大会にボランティア参加を希望していたことがきっかけで、日本のおもてなし精神を叩き込んでくれたことが最初の小さなスタートだったと思います。
オリンピックは好きでも、何か特定のスポーツに興味は持っていませんでした。しかし、こうして担当する競技を目の前にして自分で調べたり実際に観戦することで興味を持ち、大会に携わることで競技を支えたいとまで思うようになりました。
開催開催の延期は私も心から願っていました。1年延期が無理なら、せめて秋開催なら、もっとワクチン接種した国民が増えるし、そうすればあそこまで規制しなくても、有観客での開催も出来るだろうし、暑さ対策だって全然違ってくると最初は考えていました。
ですが、実際オリンピック・パラリンピックが始まってみて、これ程までに準備を整えた環境での無観客試合となって、この独特の空気感・臨場感や感動を共に味わうことができなかったのは残念でしたが、無観客になったことで逆に多くの大会関係者が大会成功を切望して一致団結して行動できた事はとても良かったのではないかと感じました。
大会が延期になる前からSNS(Facebookグループ)を通してボランティア仲間と自主研修をしたりお互い高めてきていたのもあって、本当に人との繋がりの大切さ、イベント開催に向けて何ができるか考えて自ら動く自主性の大切さ、競技への関心・興味を持つ事など、多くの楽しみを学べたと思います。
オリンピックの醍醐味のひとつである世界の人との交流は限定されたものになってしまいましたが、参加された関係者に対して、出来る限りのことをして、みんなで作り、そして支えた大会だったと思います。言われたことだけやってればいい、マニュアル通りに忠実にすればよい、決してそういうことではない、一歩先の「with コロナ」な大規模スポーツイベントを、実際感染爆発のような事を起こさずして開催した、新たな側面の「おもてなし」であると感じています。
ARIGATO!